黒字決算のために、限界利益率を見る

限界利益とは、儲かった利益を指します。具体的には、売上から、売上をあげるために直接かかった費用(変動費)を差し引いた利益です。

限界利益率とは、限界利益が売上高に占める割合(限界利益÷売上高)のことです。それはつまり、売上から得られる「儲け」の割合です。経営者にとっては売上高とともに、最も注視しなければならない重要な指標です。

限界利益率の改善に向けて、以下の視点から改善策を検討してみましょう。

(1)前年と比べる

前年より限界利益率を改善するために、できることはないかを検討します。

  1. 売上単価を上げる
  2. 値上げをする/付加価値を高める/値引きを止める

  3. 変動費比率(売上に対する変動費の割合)を下げる
  4. 仕入れ単価、外注単価の引き下げ交渉/材料使用料を削減/外注費を下げる(内製化)/不良、ロスをカット

  5. 商品構成を見直す
  6. 限界利益率の高い商品の販売を強化

(2)限界利益率アップに貢献している部門(商品)を確かめる

売上のアップが、必ずしもそのまま限界利益率の改善につながるわけではありません。

例えば、限界利益率の低い商品ばかりが売れると、売上数は増えているように見えても、企業全体の限界利益率は下がってしまうというケースもあります。

そういったことがないように、製品ごとの部門別業績管理を行い、製品ごとの売上高と限界利益率に注目しましょう。限界利益率が高い製品の販促を強化し、限界利益率が低い製品の取り扱いを見直しましょう。

(3)他の企業と比べる

限界利益率は、業種や規模によって異なります。「同業種・同規模」の他社平均と自社とを比較することにより、自社の立ち位置がわかり、改善の方向性が見えてきます。

 

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