黒字決算のために、労働分配率を見る

労働分配率とは、企業が稼ぎ出した限界利益のうち、何%を人件費に費やしているかを示す指標(人件費÷限界利益)です。

同じ給与を支払っている会社でも、限界利益をたくさん稼ぎ出している会社ほど労働分配率は低くなります。逆に限界利益が少ない会社ほど、労働分配率は高くなります。

限界利益をたくさん稼ぎ出し、一人当たりの給与水準も高い。そういう会社は、結果として労働分配率が低く抑えられます。まずは自社の労働分配率をチェックしてみましょう。

(1)前年と比べる

労働分配率が前年と比べて変化した場合は、その原因をしっかりと確かめましょう。

上がった場合は、「人件費の増加」または「限界利益の減少」が考えられます。下がった場合は、「人件費の減少」または「限界利益の増加」が考えられます。

(2)他の会社と比べる

労働分配率を「同業種・同規模」の他社平均と比較することで、自社の人件費の水準が適正かどうかがわかります。TKCの給与計算システム「PXシリーズ」では、『TKC経営指標(BAST)』の数値と比較することができます。

(3)労働分配率を抑えて一人当たりの人件費を上げるには

労働分配率は、人員増や昇給等によっても上昇します。

人件費や社会的な相場に基づいて決定されるため、コントロールしづらいものです。そのため、労働分配率を一定の範囲内に収めるには、むしろ人件費の増加を前提として、限界利益を増加させる打ち手を検討しましょう。

これは、優秀な人材を継続的に確保していくという意味でも、重要な視点です。

 

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